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2008年11月の記事

2008年11月29日 (土)

竹澤恭子 ヴァイオリン・リサイタル

デビュー20周年記念シリーズ

2回 -フランス珠玉の名曲-

竹澤恭子(ヴァイオリン) 小川典子(ピアノ)

●ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ

●イザイ:冬の旅 op.15

●プーランク:ヴァイオリン・ソナタ

●メシアン:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲

●フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調

ピアノもそれに答えるだけ、あるいはそれ以上の弾きっぷりで、答え、強烈な充実感を与えてくれました。

時には、音が割れんばかりに思い切った弾き方は、まさに竹澤ヴァイオリンの真骨頂。

その演奏は、優雅にヴァイオリンを奏でる、という女性のイメージとは対極にある、能動的なもので、聞き手にもそれなりの集中力を要求する。

プログラムは、最初と最後に有名な曲(私にとって?)を、持ってきて、間に挑戦したい曲?をはさんだと思われる意欲的なものである。

米国に住む竹澤と英国に住む小川という、日本人には珍しい世界を又にかけて活躍する二人だが、プログラムに寄れば、同じジュリアードで学んだ同窓生なのだ。

今回はじめての、小川典子との共演とあって、さすが会場もほぼ満席でした。

2008年11月25日 (火)

白鳥の湖

ボリショイバレーによるチャイコフスキーの「白鳥の湖」

序奏を聴いて、まずがっかり。

演奏に気合が感じられないのです。

でも、幕が上がれば、そこは華麗な衣装に身を包まれた、美しいバレリーナ達が舞台狭しと踊り続ける夢の世界でした。

眼の保養になりましたが、一方の音楽を楽しむという点では、欲求不満な世界だったせいか、後半は疲れました。残念!

2008年11月24日 (月)

マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル

同じ日に重なってのコンサート。ショパンを途中で抜けて、終了後は、またショパンの世界へ戻りました。

ロマン派から、一転古典派の世界へ。

バッハの無伴奏と、ヴィバルディのソナタ(3人の仲間が一緒になって)を交互に演奏するもので、聞き手にも相当の集中力を要求する、かなりストイックなコンサートでした。

それだけに、じわじわと心の奥底へ訴えてくる素晴らしい演奏となりました。

ル・ジュルナル・ド・ショパン

ルネ・マルタン・プロデュース2008

ル・ジュルナル・ド・ショパン

-ショパンの音楽日記-

午前11時、午後2時、4時、6時、8時と、5回連続でショパンのピアノ曲を6人のピアニストがかわるがわる演奏するという、はじめての企画。

あのルネ・マルタンが仕掛け人。東京や大阪では、数日間にわたって開催されるものの縮小版コンサート。

私は、このうち、午前11時、午後2時と午後4時の前半、最後の午後8時の4回を聞きました。

まず第一に、同じピアノから、弾き手によって、違う音が出ることを肌で感じることができたのが、素晴らしい収穫でした。

第二に、音量はもちろん、微妙に音色も違います。しかも、音の厚みというか、ふくよかさというか、ふくらみが違うのですよ。

第三に、演奏家のレベルがお値打ちなコンサートにもかかわらず、ハイレベルなことです。技術的な面は、全く問題なく、その上で、それぞれが皆個性豊かな音楽心に満ち溢れた演奏でした。

面白かった点は、椅子にこだわる演奏家が多かったことです。

演奏家が、入れ替わるたびに、椅子が入れ替わることが多かったのです。高さ調整ならわかりますが、すわり心地にもこだわるプレイヤーが多いということすね。

ピアニストは、Aクフェレク、児玉桃、エル=バシャ、バル=シャイ、ヌーブルジェ、ジュジアーノ。いずれも腕達者であり、それぞれの演奏に聞き惚れました。

2008年11月21日 (金)

イアン・ボストリッジ

11月21日愛知県芸術劇場コンサートホール

プログラム:シューベルト作曲 歌曲集「冬の旅」

テノール:イアン・ボストリッジ

ピアノ:ジュリアス・ドレイク

秋とはいえ、寒波がやって来て、実際には冬の夜となった正にタイトルにぴったりの歌曲の夕べ。

常々その名前だけは聞いていたボストリッジであるが、正直名前先行の歌い手と決めてかかっていた(名古屋の音楽ファンはその程度です。それが証拠に3階席やサイド席は空席が目だっておりました)のだが、第一声から私のお粗末な先入観をぶっ飛ばしてくれました。

CDでは味わえない、生だけが伝えてくれる起伏の幅の広い表情あふれる歌いぶりに、我を忘れて引きこまれました。

しかも、ピアノが絶妙なニュアンスに富んだ演奏なので、間奏の時もその音楽に没入できました。

これで、聴衆のマナーが良ければ言うこと無しでした。

今回も、最後の響きが続いている間に、無粋な拍手で、最後の貴重な余韻がぶち壊されました。そう言えば、1曲目が終わった時にも、少し拍手が入ったり、曲間で入場者が入ったりと(主催者の見識を疑います。大多数の聴衆を犠牲にして、こういう厳粛なプログラムに途中入場を認めるなんて!)、これでは、真面目な聴衆をますますコンサートから遠ざけるばかりです。

簡単なプログラムも無し!(別に高価なものではなくて良いのですから、1枚最低限のプログラムと出演者紹介を入れてください。チラシばかりお金を掛けるのではなくてね。)

最近の、テレビ会社主催のクラシックコンサートは、音楽への愛情が全く感じられないように思えるのですが。

という、腹立たしいことはいくつかありましたが、音楽そのものは最高でした。

2008年11月16日 (日)

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

指揮:マリス・ヤンソンス

曲目

ブラームス/交響曲第3番、

ムソルグスキー(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」

アンコール

ブラームス/ハンガリー舞曲 第5番

ヤンソンスの気の入った指揮で、名門オーケストラの演奏とあって、とっても充実したサウンドに会場が包まれました。

金管の厚い響き、弦楽器の柔らかいが豊麗な響きと、渾身の指揮とあって、あっという間に時間が過ぎました。

大満足!

     展覧会の絵 冒頭プロムナードのトランペットが、大きく音をはずしたのには、ビックリ。

     そして、なんとも気落ちした表情の奏者には、思わず次は ガンバッテ という応援の気持ちになりましたが、勿論その後は完璧な演奏。

     終了後に各ソロを立たせた時には、そのトランペット奏者に、一段と大きな拍手が起きました。

2008年11月14日 (金)

名古屋フィル 第352回定期演奏会

352回定期演奏会 ツァラトゥストラ7-舞踏の歌

愛知県芸術劇場コンサートホール 

大友直人(指揮) 浜田理恵(ソプラノ)*

ハチャトゥリアン:バレエ『ガイーヌ』より

「剣の舞」、「子守唄」、「ばらの乙女たちの踊り」、「レズギンカ」

ショスタコーヴィチ:バレエ組曲第1

ルーセル:バレエ『バッカスとアリアーヌ』第2組曲

ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』*

ラヴェル:ボレロ

浜田理恵の歌による、ラヴェルの「シェエラザード」が、実に素晴らしかった。

正に、夢の世界に浮き上がっているような気持ちで音楽を聴くことが出来ました。

今年の名フィル定期は、実に世界を広げてくれる。

2008年11月 8日 (土)

「ピアノ、今昔」

扉の向こうの音楽の世界 2

上野 真(フォルテピアノ、ピアノ)

1部 1846年シュトライヒャー製のフォルテピアノによる演奏】

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 17 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」 (1802)

2部 1852年エラール製のフォルテピアノによる演奏】

ショパン:ポロネーズ 6 変イ長調 作品53 「英雄」 (1842)

リスト:ペトラルカの3つのソネットより 平和は見いだせず 104 (1846/1858)

リスト:ハンガリー狂詩曲 2番嬰ハ短調 (1847/1851)

3部 【モダンピアノのベーゼンドルファー製ピアノによる演奏】

ラヴェル:「鏡」より 2 悲しい鳥 (1905)

プロコフィエフ:トッカータ 作品11 (1912)

ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー (1923-24)

音楽学的には、とても興味深いプログラムでしょうが、この三つの中では、私はやはり、現代の豊かな響きのピアノが一番でした。

でも、貴重な体験と、視覚的にも木目が美しい歴史的楽器を鑑賞できたことは、ありがたいことでした。

2008年11月 5日 (水)

ジョセフ・リン ヴァイオリン・リサイタル

ザ・コンサートホール“音楽の愉しみ”Vol.3

日時 11月5日(水)

(Vn)ジョセフ・リン 

(Pf)アレッシオ・バックス

J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第3番ホ長調 BWV1006

イザイ:無伴奏ソナタ 第5番 ト長調 Op.27

J.S.バッハ:無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調より「シャコンヌ」 

ベートーヴェン:ソナタ 第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47

ピアニスト体調不良とのことで、プログラムにあったピアノ独奏は中止となり、前半はすべて無伴奏のヴァイオリン曲となった。

その、難技巧の曲をいとも軽々と演奏するのには、唖然としたが、後半のアンサンブル曲の方が、音楽の楽しみとしては格別でした。

アンコールにラフマニノフのヴォカリーズが聞けたことも、大きな収穫でした。

2008年11月 3日 (月)

豊田市コンサートホール・能楽堂開館10周年記念

バースデーコンサート 

20081103()  開演:15:00

ヴィドール:オルガン交響曲第5op.42-1より“トッカータ”

ジョン・ウィリアムズ:「スターウォーズ」より“メイン・タイトル”

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18より第1楽章

ジョン・レノン(編曲:鈴木行一):イマジン

能・石橋より:素囃子「獅子」

山田耕筰:赤とんぼ

グレゴリア聖歌より

アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌

ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調より第3楽章

ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“第1幕への前奏曲”

プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より“冷たい手を”“私の名はミミ”“愛らしい乙女よ”

ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“乾杯の歌”

ヘンデル:ハレルヤ・コーラス

岡野貞一(編曲:鈴木行一):ふるさと

演奏     高橋薫子(ソプラノ)

       福井 敬(テノール)

       小山実稚恵(ピアノ)

       大谷康子(ヴァイオリン)

       高木綾子(フルート)

       徳岡めぐみ(パイプオルガン)

       特別出演???(トランペット)

       尾高忠明(指揮)

       名古屋フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

       豊田市民合唱団(合唱)、

       英国ダービーシャー・ユースコラーレ(合唱)

       檀 ふみ(司会)

延べ3時間近いガラコンサート。

一昨日に続いて、プッチーニの名曲を楽しめたのが一番!

また、メンコンは、第1楽章はヴァイオリン独奏でしたが、第2楽章はピアノ協奏曲、第3楽章はフルート協奏曲という、面白いものでした。

ハイドンのトランペット協奏曲の独奏は、なんとなんと愛・地球博のトヨタ館大活躍したロボットでした。

それが、実にうまかったのです!

オケが、独奏に合わせている という面白いものでした。

2008年11月 1日 (土)

プッチーニ/「マノン・レスコー」

キエフ・オペラ

プッチーニ/「マノン・レスコー」 

公演日 2008111日(土) 開演 1700

会 場 愛知県芸術劇場大ホール

ロマンチックにむせび泣くプッチーニサウンドを満喫しました。

歌手は、すべてキエフオペラの専属のようでして、私は全て初にお目にかかる人たちでしたが、粒ぞろいでした。

2ヶ月にわたって、全国を駆け巡るハードスケジュールをこなすだけの体力に感心です。(勿論、メインソリストはダブル・トリプルキャストです)

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