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2010年10月の記事

2010年10月31日 (日)

ショパン・エッセンス・ガラ・コンサート

会場:豊田市コンサートホール

・第1部 10月30日(土) 午後3時

広瀬悦子 「プレリュード」 

24の前奏曲

河合優子 「マズルカ」 

マズルカ WN25、作品33、イ短調「我らの時代」、作品56、作品59

・第2部 10月30日(土) 午後7時 

田村 響 「ノクターン」 

作品9-1,2,3、作品15-1,2,3、作品48

広瀬悦子 「エチュード」 

作品10-3「別れの曲」、作品10-5「黒鍵」、作品10-12「革命」、作品25 全12曲

・第3部 31日(日) 午後3時

田村 響 「ワルツ」

華麗なる大円舞曲 作品18、作品34-1,2,3、作品42、作品64-1,2,3

河合優子 「ポロネーズ」  

WN-1,2、作品26-1、作品40-1「軍隊」、作品53「英雄」、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

3人3様に、素晴らしい演奏だった! 会場が半分の入りなのが、本当に惜しかった。広瀬さんの、颯爽と爽やかなショパン、年齢を忘れさせる堂々として素晴らしい音色の田村さん、そして曲に対する思いいれが、常軌を逸するほどに熱い河合さん。聞く方も相当疲れましたが、これは、それほど真剣に聞き耳を立てるほどの演奏だったから!

最後のアンコールで演奏された、河合さんのピアノ協奏曲第1番(ピアノ独奏版)の第2楽章には、完全に心が奪われました。

2010年10月29日 (金)

島田真千子ヴァイオリンリサイタル

10月29日(金) 午後7時開演

会場:名古屋・宗次ホール 

Vi:島田真千子  Pf:加藤洋之

曲目:ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番 ト長調 Op78“雨の歌”
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 BWV1003
バルトーク: ラプソディー第1番    フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調

サイトウキネンオーケストラや水戸室内管弦楽団などで大活躍の島田真千子の久しぶりのリサイタルに行ってきました。

会場が音響の良いホールなので、演奏が力づくではない余裕の音が最初から聞こえてきた。従来よりも、幅のある音楽作りで、ピアノとのアンサンブルも呼吸ぴったりで、大変楽しませてもらいました。

最初のブラームスが、まず余裕のあるふくよかな音楽なので、聞いているこちらまでシアワセな気持ちになってくる、と入った演奏でした。

続く、バッハの有名な無伴奏ソナタは、さすがに力の入った演奏でした。といっても、力任せに弾くというのではなく、全身で弾くというもので、とてもすがすがしいものでした。

後半のバルトークは、久しぶりに聞きましたが、もっと思いきった野生的な演奏でも良かったのではないでしょうか。私には、少し洗練されすぎに聴こえました。

圧倒的だったのが、最後のフランク。特にフィナーレのピアノとの丁々発止のアンサンブルは、聞いているだけの私まで熱くなってきました。名曲の名演!でした。ブラヴィー!

アンコールでは、その熱気を落ち着けるかのような、実にやさしくかつしみじみとした佳品!(メシアンでした。世の終わりのための四重奏曲から)

更に、モーツァルトのヴァイオリンソナタの一章を気持ち良く奏でて、今夜を締めくくりました。

若手の演奏家が、聞くたびに成長している様は、本当に聴衆冥利につきます!

2010年10月25日 (月)

アイーダ キエフ・オペラ

第28回 名古屋クラシックフェスティバル キエフ・オペラ「アイーダ」G.ヴェルディ作曲

会場:愛知県芸術劇場 大ホール

日時:10月26日(月) 午後6時30分開演

演出:ドミトロ・グナチェク
指揮:ヴォロジミール・ゴジュハル

歌手、合唱ともに、座付きのメンバーのようだ。

オーケストラはそれなりに鳴っていたが、いかんせん指揮が力が入っていない。時の流れに身を任せ という感じで、破たんもない代わりに緊張感も盛り上がりも感じられない。座席が中央2列目なので、指揮ぶり(といっても頭の上だけ)が伝わってきてしまう。

先月の「ホフマン物語」のアーサー・フィッシュの渾身に近い指揮ぶりを体験しただけに、何とも物足りない。

おまけに、合唱も少ないメンバーだし、バレーダンサーも、数少なくバラバラ感を感じることもあり、とてもグランドオペラという気分になれなかった。

そんなこともあって、2幕が終わったところで、退席した

2010年10月20日 (水)

ウィーン・フーゴー・ヴォルフ ピアノ三重奏団

会場:電気文化会館 ザ・コンサートホール

日時:10月20日(水)午後7時

演奏:(Vn)ダニエル・ゲーデ、 (Vc)ラファエル・フリーダー、 (Pf)マリノ・フォルメンティ

曲目:ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第1番 ハ短調
   シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調
   ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調「ドゥムキー」

初めのショスタコーヴィチは、まったく初めて聴く曲、途中でとてもロマンチックな部分もあり、予想よりも親しみやすく、良い曲と思いました。演奏も最初から充実していたこともあったことと思います。

シューマンは、当然ながら、ロマンチックですが、それ以上に気品あふれる上品な曲で、チェロがすばらしい音を出しており、そのオーラが会場を覆い尽くしておりました。

後半の、ドゥムキー は、先月も聴きましたが、素晴らしい名曲です。それが、ダイナミックなピアノをベースに、柔らかなヴァイオリンと朗々と鳴り響くチェロのすばらしいアンサンブルで聴くことができたので、最高の気分でした。

アンコールは、打って変って、イタリア民謡、ビートルズメドレー、ピアソラとすべてフォルメンティの編曲?によるもので、それぞれが親しみやすいものでした。

全体の感想として、一昨年から、このトリオが格段に成長していることが感じられる、印象深いものといえましょう。

2010年10月19日 (火)

イツァーク・パールマン ヴァイオリンリサイタル

2010/10/19() 18:45  

会場  愛知県芸術劇場 コンサートホール

ピアノ:ロハン・デ・シルヴァ

曲目  モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 32 ヘ長調、

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 9 イ長調「クロイツェル」

ブラームス:「F.A.Eソナタ」のためのスケルツォ ハ短調、

シューマン:ヴァイオリンとピアノのための幻想小曲集 op.73 

小品集(当日ステージで発表)以下の曲名は私の聴けた範囲と記憶によるので間違いもあります

コレッリの主題による変奏曲タルティーニ風?(クライスラー)

??の唄(チャイコフスキー?)

ハンガリー舞曲第1番(ブラームス)

オベルタス?(ヴィエニャフスキ)

映画「シンドラーのリスト」のテーマ曲

中国の太鼓(クライスラー)

足の悪いパールマンさんですが、今回は颯爽と最新式電動式車椅子に乗っての登場。

車椅子には乗ったまま、体を横に向けて両足を舞台床におろしてそのまま演奏という、初めてのスタイルでした。全曲にわたってピアノのシルヴァさんとの呼吸もよくあっており、さすが名人という余裕のある音楽でした。

後半のロマン派の名曲や、最後の小品集(その場でピアニストと譜面をめくりながら決めて発表:もちろん英語なので完全には聞き取れませんので、曲名曲順も違っているかもしれません)が、気軽に聞けて楽しかったです。

前半の名曲は、もっと小さなホールで集中して聞きたかった。(今回はFUJI-XEROX主催のため招待客が多く、実は私も前日に招待券が運よく回ってきたのですが、隣の席の方は、前半寝息をかくほどによく眠っていたり、前半で会場を後にする方もちらほらして、集中できなかった部分もあったので)

2010年10月16日 (土)

林峰男 チェロリサイタル

10月16日(土) 午後6時開演 会場:宗次ホール

林峰男(チェロ) 大住綾野(ピアノ)

曲目:マラン・マレ:ラ・フォリア
リヒャルト・シュトラウス:チェロソナタ へ長調 作品6
コダーイ:アダージョ
ヒンデミット:葬送曲
ガスパール・カサド:レキエブロス(親愛なる言葉)
ロッシーニ/テデスコ:フィガロ「セヴィリアの理髪師」より

初めて聴く曲ばかりだったが、その格調高いチェロの音に、いずれの曲も しみじみと聞き惚れ、また最後の2曲は、明るい陽射しも連想するように気分も浮いてきました。

アンコールも盛りだくさんで、ピアノも派手さはないのですが、抑えるところは抑えて、林さんのチェロと一体となって、その格調高さをいっそう引き立てているように思えました。

秋の夜にふさわしい、気持ちの良いコンサートでした。

2010年10月11日 (月)

プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」

豊田市コンサートホール  午後5時開演

クリスティアン・ポォラァック (cond)/モーツアルティアーデ管弦楽団/Buhneバーデン市劇場合唱団/ヴァレリィ・セルキン、アルティオム・コロッウコフ、エステファニア・ペルドォモ、エヴァ・ホルニャコォヴァ、ペトラァ・ハルゥペァル-ケォニィグ、オルゥガァ・ベツァツィンスカァ (vo)

出演者のリストを見ても、まったく知らない歌手ばかり。

毎年楽しみにしている。ウィーン郊外バーデンのオペラだ。(ドイツのバーデン・バーデンではありません)

オケは、弦が5-4-3-2-1という総勢15名、菅打楽器合わせても30名足らずの室内オーケストラ、会場も900名収容の中ホール という組み合わせなので、少人数でも十分音量的に不満はないのだ。

ホルンなど菅はまずまず、弦の内声部も充実していたように思う。ただし、コンマスの貧相な音色には参ったが。

いつも、このオペラ団に接して思うのだが、皆無名(経歴もあまり知らないオペラハウス中心に出演)でも、演技も歌も十分に楽しめるレベルであることだ。日本人の演技も不自然な中途半端なオペラよりも、よほど充実している。

結果、皆幸せな満足感を得て、会場を後にする ということになる。

個人的には、ミミ役は小太りだが魅力的だった、ムゼッタは声が通らず、今一つコケティッシュな魅力もなかったのが残念だ。ロドルフォはそれなりだったし、マルチェルロは貫録もあり、まずます。以上4人がダブルキャストで、9月11日からの来日公演の最終日だったので、カーテンコールが長かった? 

2010年10月 7日 (木)

上岡敏之 指揮 ヴッパータール交響楽団

会場 愛知県芸術劇場 コンサートホール

曲目:ワーグナー/ワルキューレの騎行
 ジークフリート牧歌

ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」

カルロス・クライバーを彷彿させるような指揮ぶり(それよりもフレッシュだ)、意気込みも伝わってくる会心の英雄シンフォニーだった。

前半のワーグナーでは、オーケストラの実力が?と思わせる個所が散見されただけに、心配した3楽章のホルンも吹っ切れたように咆哮していた。

今夜の聴衆は、◎!

ジークフリート牧歌でのエンディングでは、指揮棒が下りるまでの間、素晴らし静寂 私には、この静寂は奇跡に思える程だが がかなえられたのだ。

一方で、英雄やアンコールのジュピターシンフォニーの最終楽章でのエンディングでは多数のブラーボーが聞こえてきた。

オーケストラの力というよりは、指揮者上岡敏之の 渾身の音楽を聴いた という気分だった。

 

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